ボブ・マーリーの生誕地キングストン
2024年06月27日
ボブ・マーリー博物館は、伝説のレゲエ・ミュージシャンであるボブ・マーリーの元住居です。ボブの家には、彼の思い出や大切な記念品が詰まっています。すべての部屋は、ボブがここに住んでいた当時のままに保たれていて、オリジナルの雰囲気を保っています。展示物には、1978年のワン・ラブ・ピース・コンサートでのボブの等身大3次元ホログラム、グラミー生涯功労賞、彼の個人録音スタジオ、寝室、お気に入りの衣服、世界中から受け取った多数のゴールドやプラチナのレコード、そして彼のバックアップシンガーであるアイ・スリーズの衣装などが含まれています。
空調完備の劇場には最新のプロジェクション設備が備わっていて、各ガイド付きツアーではボブのライブパフォーマンスが上映されます。ワン・ラブ・カフェでは、ボブ・マーリーにインスパイアされたレシピやジュースが提供されており、ボブ・マーリー・ギフトショップではさまざまなボブ・マーリーの記念品を購入することができます。
ツアーは1回約75分、日曜と祝日を除く、朝の10時から16時まで開催。入場料は1人25ドルとなり、予約なしでも入れますが、心配な方は公式サイトから事前に予約が可能。中での撮影はできません。
ボブ・マーリーには多くの子供がいます。彼はリタ・マーリー(Rita Marley)と結婚しており、リタとの間に4人の子供がいますが、リタとの結婚前および結婚中に他の女性との間に子供がいました。ボブの子供たちの中で、ミュージシャンとして活動している人も多数います。
・ジギー・マーリー(Ziggy Marley)
ザ・メロディー・メイカーズのリーダーであり、ソロアーティストとしても成功しています。複数のグラミー賞を受賞しています。
・スティーヴン・マーリー(Stephen Marley)
ザ・メロディー・メイカーズのメンバーであり、音楽プロデューサーとしても活動しています。ソロアーティストとしてもグラミー賞を受賞しています。
・ダミアン・マーリー(Damian Marley)
「ジュニア・ゴング」の名前で知られ、ソロアーティストとしても成功しています。彼のアルバム「Welcome to Jamrock」はグラミー賞を受賞しました。
中でもHouse of Marleyに深く関わっているのはボブとジャネット・ハント(Janet Hunt)の子供で、元アメリカンフットボール選手のローハン・マーリー(Rohan Marley)です。ブランドの共同創設者であり、彼は父親のレガシーを尊重し、環境に優しい製品を通じてその精神を次世代に伝えることを目指しブランドを立ち上げました。日本でのロンチ・イベントにもゲストとして登壇しています。
キングストンは、アップタウンとダウンタウンがあり、旅行者は比較的、治安の良いアップタウンにほぼ滞在します。ジャマイカでは夜間の一人歩きは絶対にさけてください。とくに、首都キングストンは危険です。夜間の移動には必ずタクシーを利用しましょう。
Text & Photo by Hidetaka Kumazawa